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A.B.C-Zを推す人生。

A.B.C-Zを好きになった理由について考えてみた

 

2020年8月29日で、A.B.C-Zは結成12周年を迎える。節目とも言えるこのタイミングで、A.B.C-Zを好きになった理由を真面目に考えてみた。

 

このブログを書くにあたって

最初にいうと、わたしはどちらかというとジャニーズは好きではなかった。
小学校の時、当時母の影響もあり嵐は聞いてたけど、自然な流れでアイドルとはジャンルの全く違う音楽を好きになった。しかし私が好きだったジャンルは当時の私の世代ではマイナーで、「◯◯ちゃんてなんでそんな人が好きなの?」って言われたり、「変わってるよね、フフフッ」みたいな視線で見られた。私だって自分が好きなミュージシャンのことで友達と盛り上がりたかったけど話の話題はいつもアイドル。大勢から人気のあったアイドルもそれを好きなファンの子もなんか好きになれなかった。世間的に「アイドルを好きなこと」が小・中学生の総意と思われるのも嫌だった。
 
「なんでみんなこのミュージシャンの魅力に気づかないんだろう」「なんでみんなアイドルが好きなんだろう」
そのまま大人になって、「そういう世界もあるよね」と距離を置いた。
 
アイドルとは他者にプロデュースされ、第三者によって動かされ、世間からのイメージを”演じているんだろうな”と思っていたし、そこに本人の意思が入っているのか疑問で、言葉通りの「偶像」なんだと思いこんでいた。 
 
  
でも今年の春突如としてA.B.C-Zにハマり、初めてA.B.C-ZのコンサートDVDを観た時。烈しいパフォーマンス彼らの表情から伝わる全力さ踊りっぱなしなのに笑顔がパッと出るその力に「こ、これがアイドルか…」と震えた。純粋にその姿がかっこよくて、釘付けになった。(この出会いについてまとめたブログはこちら

 

 
そして、「また来年もコンサートやろうね」と言うメンバーにドキッとし、ファンがいるから彼らがいて、彼らがいるから私たちがいるその揺るぎない事実を知った。アイドルも人間なんだって当たり前のことに気づいた。
 
アイドルとは距離を置いていたのにも関わらず、彼らのそんな全力のパフォーマンスと人間らしさを目の当たりにし、するするする〜っと引き込まれた。 
 
 
端的に言ってA.B.C-Zを好きになった理由っていうのはこの一文に詰まっている。でも、どうにかこれを、もっと深く掘り下げて文に表せないかなと思っていた。
 
というのも、もうすぐA.B.C-Zデビュー10周年になるがそれにしてはファンが少ない。でも、最近の郁人君の大大大活躍によって新規ファンが増えていると思うし、知名度も上がっていると思うし、みんな、A.B.C-Zのこと気になり始めてんじゃない???と思う節がある。
 
”好きになった理由”なんて野暮ったいし、好きになることって感情面の影響が大きいので言葉にまとめるのが難しく避けていたけどしかし、これを機に、ひとまず残しておきたいと思う。
 
 

 ジャニ伝というものがあってだな…

先日、長く続いていた仕事がやっと終わり「絶対にご褒美、ご褒美、ワナワナ…」と思ってジャニーズ伝説2017に手を伸ばした。本当にたまたま。ディスクをプレイヤーに入れ再生する。ジャニ伝はA.B.C-Zにハマって数週間経った頃に購入し、めちゃくちゃ感動したのは確かに覚えているが一回観たきりでいた

どんな始まりだったっけ〜なんて呑気に幕が上がるのを待っていたら、しょっぱなからドカーーンと衝撃を受けた。

 

(…このブログの大筋は、私がジャニ伝を観たことの感想になりますが、そこから本題を紐解いていく流れです。えび担さんにも読んで欲しいけど、えびを気になっている方にもめちゃくちゃ読んでほしい、という思いで書きました。よろしくお願いします。)

 

また、DVD化されている「ジャニーズ伝説2017」のネタバレを多く含みますので、そういったことを避けたい方はここでストップをお願いします🙇‍♀️

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャニーズ伝説開幕 

久しぶりにジャニ伝を…と安易に再生し、どか〜んと衝撃を受けた私。

 

登場シーンの、5人の輝く瞳。

A.B.C-Z We are 5 Stars!!

新しい 道を拓く

J.O.H.N.N.Y.‘S  Legend!

伝説の スター ジャニーズ!

(曲名「We’re ジャニーズ」)

 

※CD化されてない為歌詞はあやふや

幕が開け最初に歌われるこの曲の、ここの歌詞にめちゃくちゃズキュンとくる。しゃかりきに、はちきれんばかりの笑顔で、キレッキレに踊りながら歌う。登場で泣かせるとは何事や…という気持ち。そうしてジャニーズ伝説の幕が上がる。

 

本編はというと、五関・塚田・河合・橋本の4人が初代ジャニーズを演じ、

戸塚がジャニー喜多川とバリー・デヴォーゾンアメリカで出会う音楽プロデューサー)を演じる。

 

ジャニ伝を簡単にまとめると、初代ジャニーズの歴史を辿り、最後は今を生きるジャニーズへその意思が受け継がれているということをA.B.C-Zが証明する、そんな構成。

 

簡単にまとめたが、A.B.C-Zのファンとして、このジャニ伝の構成はめちゃくちゃに泣ける。

 

橋本良亮

名曲揃いの劇中歌を、特にリードするのが彼。はしちゃん。アクロバットボーイズクラブにリードボーカルが足りない!と言われ年齢も所属歴も離れたお兄さん組のセンターにポーンと入れられた末っ子が堂々とお兄ズをリードし歌う姿って、ずるい!感動する。英詞の曲をスラスラと歌いあげ、ハイトーンに甘い声で全員をノックダウン。映像で特別出演してくださったあおい輝彦さんを演じています。

 

河合郁人 

お顔が良い郁人君は初代ジャニーズのメンバーの中でもとりわけアイドル顏で人気だったという中谷良さんを演じる。しかし反対にA.B.C-Zの中ではコメディー担当と言っていた時期があるほど、この劇中も郁人君がよく笑いをとる。絶対に外さない面白さというか空気感が見ていて安心する。

 

五関晃一

Jr.時代から鬼振付師に贔屓されるほどダンスの才能にあふれている五関君は、初代ジャニーズの中ではダンスでメンバーを引っ張っていたという飯野おさみさんを演じる。(彼はのちに劇団四季に入団している。)五関くんの軽やかで重力を感じさせないステップは毎度見惚れてしまう。

 

塚田僚一

そしてジャニーズ解散後はお笑いや司会をやったり、タクシードライバーに転身したり、書籍を出版するなど幅広く活躍されたという真家ひろみさんを、アイドルとしての活動もさることながらバラエティーで笑いをとったり、10代の頃から筋肉を鍛え上げデビュー後はサスケに出たりなど、多方面で活躍している彼、塚ちゃんが演じる。アドリブで謎めいた発言をしてメンバーを戸惑わすトリッキーな塚ちゃんはめちゃくちゃ面白い。

 

戸塚祥太

そしてジャニー喜多川は戸塚さんによって演じられる。

しかし、劇中初代ジャニーズのメンバーを一人一人紹介するシーンがあるのに、ジャニーさんだけ紹介がなければ名前すら明言されていない。「監督の名前をとって、"ジャニーズ”にしようよ!」というジャニーズの名前の由来として触れられるだけ。ジャニーズ伝説なのに、ジャニー喜多川についてフューチャーされているわけではない。

これは大掛かりなからくりのようで、ジャニーさんって

  • 相手のことを「YOU」と呼ぶ
  • 敬語を嫌う
  • 「〜しちゃいなよ」精神の塊
  • ことあるごとに子供たちをアメリカへ連れて行き一緒にミュージカルを鑑賞する

などなどジャニタレが話すモノマネ込みの伝説エピソードでかなり確固としたジャニーさん像が私たちの中で確立していませんか?つまりは一般人はだれも彼のことを知らない上、劇中紹介すらないのにその言動から「ジャニーさんだ」って分かる。そして戸塚さんによってチャーミングに脚色され、伝説の中から抜け出し一人の人間として臨場感あるジャニーさんが描かれる。ジャニー喜多川を演じられるのは後にも先にも戸塚さんだけだろうと思う。

 

 

A.B.C. 

そしてもう一つニクいねえ、と感じる演出が終盤にある。

初代ジャニーズがそれぞれの道を進む(=解散)と決めたあと4人は、4人が別れていく(4=Four/去る・出発する=Leave)という意味で「いつかどこかで〜フォーリーブス物語」という舞台を上演した。その舞台でバックについていた4人が選ばれ、幸せを呼ぶ四つ葉のクローバー(Four Leaves=4つの葉)、フォーリーブスという新たなグループが生まれた。

 

そこで、初代ジャニーズが果たせなかった希望を持ってデビューすることとなったフォーリーブスとして華々しく舞台に登場したのが

A.B.C-Zの前身グループ”A.B.C.”のメンバー、

五関・塚田・戸塚・河合だったのだ。号泣した。

 

この演出、A.B.C-Zの初期メンバーとしてのこの4人にどれだけの希望と期待を込めていたのかっていうジャニーさんからの壮大なメッセージのように感じて、一人で心臓ばくばく。A.B.C.は、A.B.C-Zになるまでの一つの過程だったかもしれない。でも、まずA.B.C-ZになるためのA.B.C.どれだけすごかったのかっていうのを、フォーリーブスとして舞台に立つ4人から感じ取れて、同時にこんなにすごい4人の中にポーンと入れられてめちゃくちゃ奮闘したはしちゃんが、結成からずっとセンターを堂々と張っていることに涙腺崩壊してしまうのです。

 

その後のジャニーズメドレー5 BOXA.B.C-Zメドレーは、もう、大好きです、すごいですとしか言えない。仮にここまで読んでいてジャニ伝を観たことがないという方がいるのならば、ケツを叩いて差し上げますのでタワレコまで走って買ってきてください。

 
 

つまり…

こうして改めてジャニーズ伝説を見た時に思ったんです。アイドルとは距離を置いていたはずなのに、A.B.C-Zはどストライクに心にハマった訳を。
 
冒頭で書いたことをもう一度繰り返すと、
”アイドルとは他者にプロデュースされ、第三者によって動かされ、世間からのイメージを”演じている”。そこに本人の意思が入っているのか疑問で、言葉通りの「偶像」なんだと思いこんでいた。”
 
 
A.B.C-Zもアイドルとして売り出している以上、彼らをプロデュースしマネージメントする存在がバックに必ずいて、彼らが結成されたのも大人が関わっている。彼らが歌う楽曲もほとんどは彼らが作ったものではなく色々な候補の中から選ばれたものだし、CDを出したり、コンサートをするにも大勢の大人が関わっている。
つまり、彼らから発信されることのほとんどは、少なからず彼ら以外の大人が関わっている。それを理解した上で、
 
それでも5人によって紡ぎ出される数々の出来事や、彼らの歴史を知った時、それは他にないかけがえのないSTORYとして私たちファンの心を揺さぶり、時に涙を誘う。そして彼らの奏でる歌声も5人にしかできないパフォーマンスも、一つひとつがキセキのように美しく、かっこいいんだと気づいたとき。
 
そんな彼らにしか起こせないキセキをこれから先もずっと観たくて、ついていきたいと思った。
 
進むのはゆっくりかもしれない、でも「常に最高速度で走っている」。
いつだって全身全霊捧げてアイドルを体現しているからこそ、ずっと目を離せない存在としてそこに輝き続けているんだと思う。
 
私がアイドルに対して抱いていた感情を取っ払い、ついていきたいと思わせる理由。
 
これが一番腑に落ちた、真面目な、A.B.C-Zを好きになった理由だ。
 

 最後までお読みいただきありがとうございます。

ジャニーズ伝説2017はこちらから↓よろしくお願いいたします。

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